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葉月の二『祝・100回!』 [美しい物]

気づけば節目の100回めのブログ更新。
ここんとこ、骨折がらみの話題ばかりなので、
今回は楽しい話題の在庫一掃セール(?)です。

今年の3月~5月は、ブログに書いた以外にもずいぶん出かけました。
そんなちょっと前の話題を、懐かしく振り返りたいと思います。


【3月】
「フェルメール・光の王国展」@神戸会場。
描かれた当時の色温度や光の美しさを、現代の技術で再生した画の展示でした。
美術館では成し得ない、写真撮影OKなのも魅力的でした。

加川広重さんの巨大絵画の展示を拝見。@神戸・KIITO。
東北出身の加川さんが手がけた、二年前の被災地の様子を後世に残す絵画。
神戸で生で拝見できてよかったです。

夙川公園で、桜と松を鑑賞。
桜並木と松林が引き立て合う、贅沢な空間でした。
桜の根を守る縄囲いが張られていたり、火を使う花見が禁止されていたり、
木々を守り慈しむ姿に感激しました。

「超・大河原邦夫展」@兵庫県立美術館。
有名アニメのロボットデザインの第一人者の作品展を、
相方さんと共に観て来ました。
美術館で開催されるにふさわしい、芸術的なデザインが多数拝見できました。
会場限定のガンプラを購入できた相方さんは、とても嬉しそうでした♪


【4月】
いけばな展の「華道京展」を鑑賞。@京都・大丸ミュージアム。
自分が学んでいる流派も参加しており、向学と趣味の撮影のために毎年伺っています。
複数の流派の作品が一同に介するのは珍しい機会なので、
気軽にたくさんの方々にご覧いただきたいと思います。
また近いうちに出展したいな。

過去2回個展を拝見してきた、足立真人さんの作品を拝見。
大阪市営地下鉄の長堀橋駅のホーム画として、常設展示されています。
写真を撮り、足立さんの許可もいただきましたが、
作品の鑑賞ポイントがずれていたようなので、
今度行った時にゆっくり撮り直したいと思います。

「大山顕 写真展」。
工場やジャンクションや団地の写真が、大阪のカフェの店内で展示されていました。
一番のお気に入りは、久御山ジャンクションの写真でした。

とある絵画展。
友人が出展した作品が巡回されてくるとの事で、
大阪市美術館に観に行きました。
イラストのセンスが抜群な友人の、大切な原点を見たような気がしました。

「歌舞伎ミュージアム」。
京都・南座で歌舞伎の世界を体感してきました。
実際の公演で使われている小道具・大道具を触ったり、乗ったりしました。
東京の歌舞伎座も美しいですが、南座も趣き深い建物でした。
今年の秋こそは、舞台のせり上がりを体験したいものです。

「平安神宮 献花会大会」鑑賞。
神社に献じられるいけばなは、他の会場で観る以上に背筋が伸びます。
(いつか、この場所でいけてみたいのです!)

一年ぶりに会う友人と、伊丹のotimoさんへ。
京都と神戸から、念願の合流です。
実際の長さよりも、密度の濃い時間を過ごしました☆


【5月】
「阿波の和紙でつくる遊山箱」ワークショップ体験。
おかもちに入った重箱のような、遊山箱を作りました。
厚紙に和紙を張る作業が、思いのほか難しかったです。
東急ハンズ店内の通路脇での作業でしたが、
意外と集中できるもんです。

「神戸まつり2013」でディズニーキャラクターを激撮。
来年からは自宅でサンテレビの生中継を見よう…。

二度目の「トキメキテソウミ」@喫茶さばのゆ温泉。
楽天的になるぞ!

「キャベツを首にはさんだら」@ondo。
作家のニシワキタダシさん在廊日で、ご本人とお話ししてファンになりました。

「re:framing ー表情の空間」@京都芸術センター。
現代美術家ヤマガミユキヒロさんの展示を拝見しました。
緻密なデッサン画に同じ構図の動画を重ねる、
キャンバスプロジェクションという手法が素晴らしいです。
和室の床の間の掛け軸の中で、桜が咲く様が印象的でした。

「ツムテンカク2013」@大阪・通天閣周辺。
淀川クリニックさんのツムテンカクや、
モー現。(現代美術二等兵×乙幡啓子)さんの作品展示を満喫しました。
興味深かったのは、カラフルな誘導路。
点字ブロックの進化系で、視覚障害者の方にも健常者にも優しくて、
しかも楽しい気分になりました。
もっと広がるといいな♪


※撮った写真や、タグや、作家さんの公式サイトへのリンクは、
また追い追い掲載していこうと思います。
引き続き、気長にお待ちいただけたら有り難いです。


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『高架下』が好き。 [美しい物]

先日、神戸・王子公園近くのギャラリーに伺いました。
とても美しい作品で、とても素敵なギャラリーだったので、
展示期間が終わる前に、大急ぎでブログに残したいと思います。


「アトリエ2001」さんは、一見するとギャラリーだと気づきにくい外観です。
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看板の文字が芸術的です。
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2階に上がって、谷中亜紀さんの「みずのなか」を拝見します。
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室内に入ると、飛び込んできた景色。
天井には一面の水。
波紋が広がる水面を、椅子に座って仰ぎ見ます。
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様々な角度から、水面を撮り続けました。
写真で伝えきれない、水のきらめきが感じられました。
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ギャラリーがあるのは、阪急電車の『高架下』。
線路が美しいRを描いています。
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こちらは海側(南側)にある窓。
今では手に入らないような、貴重な窓ガラスも健在です。
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こちらは山側(北側)の窓。
高架と平行して、車道が見えます。
昔は市電が走っていたのかな。
DSCF4444.JPG

坂が急なこの界隈。
山側からは、2階にある展示室も、
海側からは、3階の高さに当たるんですよ。



ギャラリーの主の方は、とても丁寧にもてなしてくださり、
色々な話を聞かせていただきました。
たくさん伺って、一部うろ覚えですが(泣)、
心に残った部分を記してみます。


長年美術に携わってこられた主の方は、
約20年前にギャラリーを始められたそうです。
昭和初期に建てられ、震災を乗り越えた躯体の内側には、
板を張った上に白いペンキが塗られています。

展示で違う色に塗られるたびに、また新たに白いペンキが塗り重ねられていくので、
ホッチキスの針が刺さるほど、年輪のように厚くなったそうです。

制約のない状態で展示をしてほしい、との想いから、
無償で作家さんに貸しておられるそうです。
ある時期までは、無人の時でも24時間自由に鑑賞できた(!)そうですが、
現在は作家さんや主の方が在廊、日中のみの展示になったようです。

過去の展示の記録の一覧を残しておられないそうですが、
入り口付近や、階段の壁や、休憩スペースの奥には、
ギャラリーを彩った作品が大切に飾られています。
DSCF4456.JPG



今回出展された谷中さんは、二度ほど伺った「アトリエ苺小屋」のオーナーのお一人です。
もう一人のオーナーの森脇正奈さんとともに、
古くから「アトリエ2001」さんとご縁があるのだそうです。
どちらのギャラリーにも、テーブルと椅子があり、
お茶やお茶菓子でもてなして下さったのも、心遣いが受け継がれているのかも知れません。

直前まで開催されていた、森脇さんの二人展の作品やDMを拝見しましたが、
きっと楽しくて興味深い展示だっただろうと思います。
(※DMのイラストはもう一人の出展者によるものです)
DSCF4467.JPG


わたしが伺ったのは、うす曇の午後4時頃でしたが、
晴れていても、雨の日でも、昼下がりでも、夕方でも、
差し込んでくる光の加減で作品の見え方が変化して、いつ観ても楽しめると思います。

展示期間は6月1日まで。
あと2日ですが、お近くに行かれた方はぜひ!
県立美術館や横尾忠則美術館からも近いですよ。

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