『高架下』が好き。 [美しい物]
先日、神戸・王子公園近くのギャラリーに伺いました。
とても美しい作品で、とても素敵なギャラリーだったので、
展示期間が終わる前に、大急ぎでブログに残したいと思います。
「アトリエ2001」さんは、一見するとギャラリーだと気づきにくい外観です。
看板の文字が芸術的です。
2階に上がって、谷中亜紀さんの「みずのなか」を拝見します。
室内に入ると、飛び込んできた景色。
天井には一面の水。
波紋が広がる水面を、椅子に座って仰ぎ見ます。
様々な角度から、水面を撮り続けました。
写真で伝えきれない、水のきらめきが感じられました。
ギャラリーがあるのは、阪急電車の『高架下』。
線路が美しいRを描いています。
こちらは海側(南側)にある窓。
今では手に入らないような、貴重な窓ガラスも健在です。
こちらは山側(北側)の窓。
高架と平行して、車道が見えます。
昔は市電が走っていたのかな。
坂が急なこの界隈。
山側からは、2階にある展示室も、
海側からは、3階の高さに当たるんですよ。
ギャラリーの主の方は、とても丁寧にもてなしてくださり、
色々な話を聞かせていただきました。
たくさん伺って、一部うろ覚えですが(泣)、
心に残った部分を記してみます。
長年美術に携わってこられた主の方は、
約20年前にギャラリーを始められたそうです。
昭和初期に建てられ、震災を乗り越えた躯体の内側には、
板を張った上に白いペンキが塗られています。
展示で違う色に塗られるたびに、また新たに白いペンキが塗り重ねられていくので、
ホッチキスの針が刺さるほど、年輪のように厚くなったそうです。
制約のない状態で展示をしてほしい、との想いから、
無償で作家さんに貸しておられるそうです。
ある時期までは、無人の時でも24時間自由に鑑賞できた(!)そうですが、
現在は作家さんや主の方が在廊、日中のみの展示になったようです。
過去の展示の記録の一覧を残しておられないそうですが、
入り口付近や、階段の壁や、休憩スペースの奥には、
ギャラリーを彩った作品が大切に飾られています。
今回出展された谷中さんは、二度ほど伺った「アトリエ苺小屋」のオーナーのお一人です。
もう一人のオーナーの森脇正奈さんとともに、
古くから「アトリエ2001」さんとご縁があるのだそうです。
どちらのギャラリーにも、テーブルと椅子があり、
お茶やお茶菓子でもてなして下さったのも、心遣いが受け継がれているのかも知れません。
直前まで開催されていた、森脇さんの二人展の作品やDMを拝見しましたが、
きっと楽しくて興味深い展示だっただろうと思います。
(※DMのイラストはもう一人の出展者によるものです)
わたしが伺ったのは、うす曇の午後4時頃でしたが、
晴れていても、雨の日でも、昼下がりでも、夕方でも、
差し込んでくる光の加減で作品の見え方が変化して、いつ観ても楽しめると思います。
展示期間は6月1日まで。
あと2日ですが、お近くに行かれた方はぜひ!
県立美術館や横尾忠則美術館からも近いですよ。
とても美しい作品で、とても素敵なギャラリーだったので、
展示期間が終わる前に、大急ぎでブログに残したいと思います。
「アトリエ2001」さんは、一見するとギャラリーだと気づきにくい外観です。
看板の文字が芸術的です。
2階に上がって、谷中亜紀さんの「みずのなか」を拝見します。
室内に入ると、飛び込んできた景色。
天井には一面の水。
波紋が広がる水面を、椅子に座って仰ぎ見ます。
様々な角度から、水面を撮り続けました。
写真で伝えきれない、水のきらめきが感じられました。
ギャラリーがあるのは、阪急電車の『高架下』。
線路が美しいRを描いています。
こちらは海側(南側)にある窓。
今では手に入らないような、貴重な窓ガラスも健在です。
こちらは山側(北側)の窓。
高架と平行して、車道が見えます。
昔は市電が走っていたのかな。
坂が急なこの界隈。
山側からは、2階にある展示室も、
海側からは、3階の高さに当たるんですよ。
ギャラリーの主の方は、とても丁寧にもてなしてくださり、
色々な話を聞かせていただきました。
たくさん伺って、一部うろ覚えですが(泣)、
心に残った部分を記してみます。
長年美術に携わってこられた主の方は、
約20年前にギャラリーを始められたそうです。
昭和初期に建てられ、震災を乗り越えた躯体の内側には、
板を張った上に白いペンキが塗られています。
展示で違う色に塗られるたびに、また新たに白いペンキが塗り重ねられていくので、
ホッチキスの針が刺さるほど、年輪のように厚くなったそうです。
制約のない状態で展示をしてほしい、との想いから、
無償で作家さんに貸しておられるそうです。
ある時期までは、無人の時でも24時間自由に鑑賞できた(!)そうですが、
現在は作家さんや主の方が在廊、日中のみの展示になったようです。
過去の展示の記録の一覧を残しておられないそうですが、
入り口付近や、階段の壁や、休憩スペースの奥には、
ギャラリーを彩った作品が大切に飾られています。
今回出展された谷中さんは、二度ほど伺った「アトリエ苺小屋」のオーナーのお一人です。
もう一人のオーナーの森脇正奈さんとともに、
古くから「アトリエ2001」さんとご縁があるのだそうです。
どちらのギャラリーにも、テーブルと椅子があり、
お茶やお茶菓子でもてなして下さったのも、心遣いが受け継がれているのかも知れません。
直前まで開催されていた、森脇さんの二人展の作品やDMを拝見しましたが、
きっと楽しくて興味深い展示だっただろうと思います。
(※DMのイラストはもう一人の出展者によるものです)
わたしが伺ったのは、うす曇の午後4時頃でしたが、
晴れていても、雨の日でも、昼下がりでも、夕方でも、
差し込んでくる光の加減で作品の見え方が変化して、いつ観ても楽しめると思います。
展示期間は6月1日まで。
あと2日ですが、お近くに行かれた方はぜひ!
県立美術館や横尾忠則美術館からも近いですよ。